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どうも!卍son(マンジスン)です。Amazon echoの招待メールが来ません!!!マジで。Amazon primeでAmazon最高!!ってなっていたのに、幻滅だぞ!とりあえず何か連絡をよこせ(笑)。はい、、、、前回の続きで原田マハのレビューを続けていくぞ。今回紹介した4冊の本はコチラ↓でしたね。

  1. たゆたえども沈まず 作者:原田マハ
  2. 暗幕のゲルニカ 作者:原田マハ
  3. 楽園のカンヴァス 作者:原田マハ
  4. 本日は、お日柄もよく 作者:原田マハ

楽園のカンヴァス

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「日曜画家と揶揄されていたルソー、それを見出したピカソ。」

ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。そこで見たのは巨匠ルソーの名作「夢」に酷似した絵。持ち主は正しく真贋判定した者にこの絵を譲ると告げ、手がかりとなる謎の古書を読ませる。リミットは7日間。ライバルは日本人研究者・早川織絵。ルソーとピカソ、二人の天才がカンヴァスに籠めた想いとは———。

前に紹介した2作も同様だが、基本的に「画家の絵画制作過程」と「現在の物語」の2構成が交互に進んでいく。読む前からルソーの印象は、一つ一つものの細部の輪郭がクドい、不思議な空気感のある作品だなぁって感じでした。さぁ、ルソーの『夢』についてどのような言葉で表現しているでしょうか。見てみましょう。

 作品の舞台は、密林。夜が始まったばかりの空は、まだうす青を残し、静まり返っている。右手に、ぽっかりと明るい月が昇っている。鏡のような満月だ。

 月光に照らし出される密林は、うっそうと熱帯植物が密集している。名も知らぬ異国の花々が咲き乱れ、いまにも落ちそうなほど熟した果実が甘やかな香りを放つ。ひんやりと湿った空気のそここに、動物たちが潜んでいる。その目は爛々と、小さな宝石のように輝いている。

 遠く近く、聞こえてくるのは笛の音———黒い肌の異人が奏でる、どこかせつなくなつかしい音色。耳を澄ませば、そのまま彼方へ連れ去られてしまいそうなほど、深く静かな旋律。

 月の光に、果実の芳香に、ライオンの視線に、そして異人の笛の音に、いま、夢から覚めたのは———長い栗色の神、裸身の女。

 彼女が横たわる赤いビロードの長椅子は、夢と現のはざまにたゆたう方舟。夢から覚めてなお、女は夢をみているのだろうか。それともこれは現実なのか。

 ゆっくり上半身を起こし、女は、真横に左手を持ち上げる。恐る恐る、彼女は、まっすぐに指差す。その向こうにあるのは、彼女がみつめる先にいるのは、たぶん、いや、きっと———。

こんなに官能的で美しく、どこかノスタルジックな絵が、始めはバカにされていたとは、、、驚きである。ルソーは几帳面なヤツで、細部まで色を丹念に塗りすぎたために遠近法が崩れてしまって、アカデミーから批判されたんだってさ。だけど、ピカソだけはルソーの才能に気づいていた、、、、くぅぅぅ!

本日は、お日柄もよく

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「スピーチの仕方で世論は変わる。」

これだけ唯一、絵画がテーマじゃないやつ。TVドラマ化もされているらしいです。それも見てみたいな。帯のあらすじをどうぞ。

 OL二ノ宮こと葉は、想いをよせていた幼なじみ厚志の結婚式に最悪の気分で出席していた。ところがその結婚式で涙が溢れるほど感動する衝撃的なスピーチに出会う。それは伝説のスピーチライター久遠久美の祝辞だった。空気を一変させる言葉に魅せられてしまったこと葉はすぐに弟子入り。久美の教えを受け「政権交代」を叫ぶ野党のスピーチライターに抜擢された!目頭が熱くなるお仕事小説。

たぶん民主党が自民党からの政権交代したのをモチーフにしている。そういえばあれぐらいの時期に、オバマ大統領とかスティーブ・ジョブズのスピーチが注目されていたなって思い出した。一ページ目には「スピーチの極意十箇条」が示されている。

  • スピーチの目指すところを明確にすること。
  • エピソード、具体例を盛り込んだ原稿を作り、全文暗記すること。
  • 力を抜き、心静かに平常心で臨むこと。
  • タイムキーパーを立てること。
  • トップバッターとして登場するのは極力避けること。
  • 聴衆が静かになるのを待って始めること。
  • しっかりと前を向き、右左を向いて、会場全体を見渡しながら語りかけること。
  • 言葉はゆっくり、声は腹から出すこと。
  • 導入部は静かに、徐々に盛り上げ、感動的にしめくくること。
  • 最後まで、決して泣かないこと。

 

なるほど、確かに、自分も気を付けようと思うものもあるね。どういう意味か分かんないやつもあるけど(笑)。っていうのも小説の中で、主人公のスピーチが具体的に修正されて、成長していく過程を描いてあるのかなぁって思っていたんだよ。そしたら、いつの間にか良い感じのスピーチを作れるようになってて、めでたしめだたしで終わっちゃうんだよね、、、。ストーリーや設定も割とベタ展開なので、まぁボチボチ。スピーチ自体は感動的なので、ドラマ化されると面白いかもしれない。

 

はい!!!また原田マハの新作に期待したいと思います~。